「住まいのカルテ」とは、弊社に依頼された建物を、日本住宅性能検査協会が設定した項目に沿って目視により点検するとともに、建物の状況を写真に収め、事後、撮った写真を確認・分析し、その結果を文書またはデータとしてお客様へお渡しするものです。
写真撮影の対象となるものは、屋根、雨樋、壁、基礎、室外機、カーポート、エコキュート、門など、火災保険における建物の保険対象となるものすべてに渡ります。
写真の枚数は、戸建て2階建ての場合で概ね60枚~80枚程度になります。目視による点検及び撮影時間を含めた調査時間は概ね2時間~3時間になります。それらを「住まいのカルテ」として作成し、お客様にお渡しするとともに弊社でも厳重管理します。「住まいのカルテ」自体のページ数は、A4サイズで16~20ページ程度になります。
紙媒体かデータとしてメールでお送りするかのどちらかをお客様に選択していただきます。
「住まいのカルテ」を作成する目的は、建物を点検することにより、屋根や雨樋、基礎部分など、普段気づかない箇所での傷やヒビの有無を確認するとともに、今後の修繕計画に役立てていただきます。
また、点検結果の内容しだいによっては、火災保険申請を行った方が良いケースも出てきます。申請するかしないかの判断はお客様ご自身で行っていただきます。
他にも、万が一、自然災害等で被害に遭われた場合、住まいのカルテに掲載した当時の写真と被害箇所とを比較検討することで客観視でき、「経年劣化」「施工不良」といった理由は払拭されます。
また、「住まいのカルテ」作成での点検時において、例え経年劣化によりヒビが入っていた場所であったとしても、その後の自然災害等により状況が悪化していることが証明されれば、申請が可能となります。ですので、住まいのカルテによる写真撮影の目的は、現状を把握することで、その後の自然災害による損害を「経年劣化」や「施工不良」で終わらせることなく、保険手続きをスムーズに行い、保険金も1円でも高く受け取れるような体制を整える意味合いもあります。
「住まいのカルテ」のサンプル(公式LINE)をご覧いただき、災害に対する備えの一助となれば幸いです。
住まいのカルテの点検項目
・基礎
・外壁
・屋根
・雨樋
・軒裏
・門
・カーポート
・エコキュート
・太陽光パネル
・その他、火災保険対象となる物件
※「住まいのカルテ」の形式のサンプルを、LINE公式アカウントに掲載しておりますのでご覧ください。
まとめ
この「住まいのカルテ」は、現状の損害箇所の有無の確認、及び自然災害等で保険申請が必要になった際に、被害箇所が「経年劣化」ではないこと、「施工不良」でもないことを証明できる体制を整えておくことを目的としています。また、修繕計画にも利用できるものと考えております。
現状の建物の状態を写真に撮る程度であれば誰でも可能ですが、2階、3階の壁や雨樋、屋根など高所は脚立やドローン或いは高所棒が必要になります。
また、1度撮った写真がついうっかりして3年を過ぎていたものだった。といった場合は証明が難しく、逆効果になることも考えられます。
当社では、1度「住まいのカルテ」による点検を行っていただくと、その日から火災保険の時効となる3年を前に2回無料点検を行っております。その際の、目視による点検と写真撮影は行いますが、弊社で異常なしと判断した場合の「住まいのカルテ」は作成いたしません。(3年を周期としたサイクルとなります。
弊社は、外観の点検は行いますが、「リフォームできない工務店」ですので、外壁塗装や屋根等の修理は出来かねますので、予めご理解いただければ幸いです。
公式LINEはこちらから👇