ようこそいらっしゃいました。このページを開いたあなたは、火災保険に興味があるか加入に疑問をお持ちの方かと思います。
突然ですが質問です。火災保険とはどういう目的の保険なのかご存じでしょうか。今回は、保険役割についてお話していきたいと思います。
ただ漠然と当たり前のように火災保険に加入している方は、最後まで読んでいただければ、その意味が少しは理解していただけるのもと信じております。
火災保険の目的は家と財産を守ること
火災保険の役割
火災保険の役割は何でしょう。それは家と財産を守ることです。家と財産とは誰の持ち物でしょうか。それは保険契約者です。保険契約者は何のために火災保険に加入するのでしょうか。それは家と家財道具が損害を受けたとき、金銭的な補償でもって代替品となる建物や家具を手に入れるため、と思います。
保険の補償期間にもよりますが、数万~数十万円もの保険料を支払うわけですから、故意または重過失でない限り保険対象となる建物等が被害を受けたとしたら、無条件で補償されるべきと誰しもが考えるでしょう。
保険金は申請しても簡単には下りない
しかし、実態はそうではありません。いざ保険金申請をした場合は、「経年劣化」「施工不良」などとして、保険会社は認定しないことが多々あります。
各保険会社は、火災保険申請条件として、「事故日から3年以内」「損害を受けた理由が特定できる(推測でも可)」「損害を受けた箇所が機能的に問題が生じるようになった」等があります。
つまり、上記等の条件が整わない限り保険金が下りません。大袈裟な表現をすれば、払い損になります。どんなに不満を言ったとしても、これらの条件をクリアしなければ、保険会社が温情でもって保険金を支払うことはないと思ってても間違いではありません。
保険金が下りない理由は様々
繰り返しになりますが、火災保険は保険契約者の建物や家財道具等に損害が発生した場合に補償されるべきものですが、「条件が整わないと」支払いはしてくれません。支払いしたとしても見積額より少ない保険金となる可能性が高いです。このことは、契約者の皆様は肝に銘じておくべきものと考えます。
一体何のための、誰のための保険かとお思いになるでしょう。保険会社を悪くいうつもりはありませんが、保険会社も民営会社であり利益を追求する会社でもあります。
損害を受けたからといって、保険金を無条件に払い続けたらいつかは枯渇するでしょう。
保険会社にもまた、それなりの理由があります。それは、あらゆる手段を使って保険金を騙し取ろうとする者や悪徳火災保険申請サポート業者の存在です。
同業者として非常に残念ではありますが、悪徳火災保険申請サポート業者に騙される契約者も少なくなく、保険会社としても警戒するのは当然のことで、保険金を支払うかどうかの判断は慎重に行うのは仕方がありません。
ここからは弊社の広告です
しかし、契約者からすると、保険会社の利益がどうであれ、契約者は万一の際には、1円でも高く補償されるように気を付けるべきです。少し厳しい言い方をしますと、契約者は自分の身は自分で守らなければならないということです。
どういうことかと申しますと、火災保険が利用できる事態になった場合は、漏れなく申請し、当然の権利である補償を1円でも高く受け取るようにすることです。
例えば、弊社では、少なくとも3年に1度、火災保険の対象となる建物の状況を、目視による点検、および写真に記録することで、その間、万一損害が発生した場合、点検時に記録しておいた写真と損害を受けた箇所とを照合することにより、保険金がスムーズに下りやすくします。
写真を比較すれば違いは一目瞭然ですし、日付も記録しておけば、「経年劣化」や「施工不良」或いは「3年以上も前の話」という保険会社側の言い分も通用しません。
弊社では、「住まいのカルテ」として、認定火災保険調査員及び地震保険調査士の資格を持つ者が、目視による点検と主に建物外観を写真に収め、一見書類としてお客様にお渡しします。弊社でも保管しており、万一被害に遭われた際に、火災保険金申請時の必要書類の一部として使用いたします。
最後に
保険金申請をする際、契約者ご自身ですべて手続きをしても問題ありませんが、保険会社に聞いても詳しい手続き方法は教えてはくれませんし、書類作成は簡単ではありません。
請求方法は、保険会社から送られてくる保険金請求書の他に、調査報告書と見積書等があります。調査報告書と見積書は契約者側で用意しなければなりません。
こういった手続きは、やや煩雑で面倒ですので、業務の一環として行っている弊社のような火災保険コンサルタントや、火災保険申請サポート業者に依頼するとストレスが少なく、スムーズに事が運びます。
デメリットとしましては、成功報酬金、つまり手数料が高いという点です。(弊社では成功報酬額は保険金額の20%に加え、さらなる減額となるサービスを行っております。)
費用対効果を考えて、ご自身で最初から最後まで申請をするのか、被害調査や面倒な書類作成は外注に依頼するのか、あなたならどちらを選びますか。